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ダイヤモンドは地球上で最も硬い鉱物で、その名の語源はギリシャ語の”アマダス”(征服されざるもの)に由来する。その硬さと無垢なる輝き(ダイヤモンドは化合物ではなく化学組成は炭素のみ)から “不屈
”“純潔”のシンボル、永遠の愛の象徴とされ、エンゲージリングの定番とされてきました。
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鉱物 ダイヤモンド 和名 金剛石(こんごうせき) 色 無色透明、ピンク、ブルー、グリーン、イエロー、ブラウンなど 硬度 10 比重 3.52 産地 南アフリカ、オーストラリア、ロシア、インド、ブラジルなど 4月の誕生石
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ダイヤモンドは宝石の中で最もその価値の等級付けがはっきりとされている。 通常「4C」と呼ばれる「カラット(Carat・重さ)」「カラー(Color・色)」「クラリティ(Clarity・透明度)「カット(Cut・プロポーション、仕上げ)」が国際的な基準で確立しており、唯一鑑定書が発行できる。これにより、一般の人でもその価値判断が比較的しやすい宝石となっている。 |
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1カラットは0.2gで、カラット数が大きくなればなるほどその価値は上がる。 ダイヤモンドの取引には「がい」と呼ばれる売買単位がよく用いられる。これはカラット単価(カラット当りいくらか)であり、カラット数が大きくなるほどこの「がい」の値段も高くなる。例えば、1カラットのダイヤが「がい100万」だとすると、この1カラットのダイヤの価格は100万円となる。
同グレードであっても0.5カラットだと「がい60万」になったりする。するとこの0.5カラットのダイヤの価格は30万円となる。
つまり、0.5カラットが1カラットの半分だからといって価格も半分になるかと言うとそうではなく、半分以下になるのである。このように、一石でのカラット数が大きくなればなるほど「がい(カラット単価)」は上がり、これが2カラット・3カラットとなるにつれて、格差は更に広がる。 |
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ダイヤモンドの色における価値判断は、通常G.I.A.(アメリカ宝石学会)の定めたカラーグレードを基準にする。アルファベットのD~Zで表され、Dカラーが最上の無色透明で、Zに近づくほど黄色味を増していく。この鑑定には色の基準となる石(マスターストーン)が使用され、そのマスターストーンとの色の比較によってカラーグレードが決定する。 一般的にはD~Fカラーが無色とされるが、G~Hカラーでもよほど見慣れた人間でないと黄色味を感じ取れない。それほど微妙な違いであり、通常Hカラー以上であれば上級品と言っていいでしょう。 カラーに関しては無色透明が最上とされるが、ピンクやブルー、イエロー、ブラウンなどファンシーカラーと呼ばれるカラーダイヤについては、このD~Zのカラーグレードとは別に基準があり「ファンシー・ピンク」「ファンシー・イエロー」などといったカラーグレードがある。 ちなみに、G.I.A.のカラーグレードがなぜDから始まるのかというと、一般的には「ダイヤモンドのDだから」という説が多いようだが、実際には、すでにA~Cのアルファベットを使ったグレーディング方式があったため、混乱しないようにするためだったらしい。 |
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カラーグレード表 
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ダイヤモンドの透明度を示すのがクラリティである。 天然の鉱物であるダイヤモンドには、その生成過程で結晶しきれなかった炭素の痕跡や、他の鉱物の結晶を含んだり、亀裂や傷が生じたりする。また、ダイヤモンドの原石をカットする際に生じるキズのような人為的なキズもある。
これらの内包物(インクルージョン)の有無や大きさ、数、位置や性質などを総合的に判断してランク付けを行います。 G.I.A.方式では、10倍に拡大して内部・外部ともに無キズのものをFL(フローレス)として最上位にランクし、以下IF,VVS1,VVS2,~I1,I2,I3とランク付けしていく。 通常、VS2もしくはSI1の一部までは、輝きに影響を与えるようなインクルージョンは少なく上級品となる。
SIクラスに関しては、VSクラスとほとんど差のない上質なものから、肉眼でもインクルージョンが確認できるものまでと格差が大きいので、「SIクラス」などと称しているダイヤについては、よく吟味する必要がある。 |
| クラリティのスケール・シンボル |
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IF・・・・・・・10倍の拡大で無キズ
IF・・・・・・・10倍の拡大で微小な表面の欠点
VVS1・・・10倍の拡大で発見困難な微小な欠点
VVS2・・・微小な欠点がVVS1より多少大きいか、テーブル内にある
VS1・・・・・10倍の拡大で発見が多少困難な欠点
VS2・・・・・多少大きな欠点がVS1より多少大きいかテーブル内にある
SI1・・・・・・10倍の拡大で発見が容易。肉眼では困難
SI2・・・・・・SI1より欠点が多少大きいか、石の中心にある
I1・・・・・・・注意して見ると欠点が肉眼で、テーブル側から発見できる
I2・・・・・・・テーブル側から欠点が肉眼で発見できる
I3・・・・・・・かなり大きな欠点がある。これ以下は宝石用にならない |
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カットはダイヤモンドの「4C」の中で、唯一人間が手を加えるのもで、原石のすばらしさを生かすも殺すもカット次第である。 ダイヤモンドの理想的なカットとして、58面体にカットされた「ラウンド・ブリリアント・カット」がある。
ダイヤモンドの輝きの決め手は、テーブル面(上面)からの入射光をいかに100%に近く内反射させ、光を分散させて「ファイヤー現象(虹現象)」を起こさせるかである。
ラウンド・ブリリアント・カットはその為に計算されたカット方法で、理想のプロポーションにカットされた時に、その輝きは最大となる。 カットの評価方法としては「理想のプロポーション」からの減点方式による。
プロポーションの判定と「シンメトリー(対称性)」「ポリッシュ(研磨状態)」といわれる仕上げ(フィニッシュ)の総合評価によって判断される。
理想的なプロポーションと優良なフィニッシュの状態のものを「エクセレント」と評価し、以下「ベリーグッド」「グッド」「フェアー」「プアー」となる。 カットはダイヤモンドの輝きに対して最も大きな影響を与えるものであり、カットの良し悪しによって、そのダイヤの輝きは大きく変わってしまう。 ダイヤモンドの「4C」の中で「何を一番重視しますか?」と聞かれれば「カラット」は別として「カット」と答える人が多いでしょう。 カットの形態としては「ラウンド・ブリリアント・カット」の他に、ファンシー・カットと総称される「ペアシェイプ・ブリリアント・カット」「オーバル・ブリリアント・カット」「マーキス・ブリリアント・カット」「ハートシェイプ・カット」「プリンセス・カット」「エメラルド・カット」などがある。 |
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ラウンド・ブリリアント・カット |
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光の屈折率が最も効果的に映し出されるカット方法。このカットをするには、ダイヤモンドの原石を50%近く研磨しなければならず、ロスも大きいが、ダイヤが最も魅力的に輝くカット方法である。現在、明確な評価基準があるのはこのカットだけである。 |

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ペアシェイプ・ブリリアント・カット |
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ペア(洋梨)のような形をしていることから名付けられたカット方法であるが、涙のしずくの様でもあるため「ティアドロップ」とも呼ばれる。大粒のダイヤのカットに用いられることが多く、ペンダントなどに用いるとバラエティに富んだ表情を見せる。 |

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オーバル・ブリリアント・カット |
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小判型のカットで、色石などのカッティングによく用いられるが、ダイヤモンドのカッティングに用いられるときには、58面体のブリリアント・カットにされる。このカットでは、全体的な形のバランスが重要で、それによって受ける印象は大きく変わってしまう。 |

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マーキス・ブリリアント・カット |
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水雷型とも呼ばれ、ボート型にカットされたもので、原石が細長い石の場合に用いられることが多く、カラット数の割りに大きく見えるのも特徴である。マーキスとはフランス語で「侯爵」を意味し、18世紀にある人物がマーキスを授与された時に流行ったことから命名された。 |

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ハートシェイプ・カット |
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その名の通りハート型にカットされたもので、ファンシー・カットの中でも特に個性的である。ブリリアント・カットの変形であり、やはり58面体を持つ。大変に難しいカット方法であり、そのプロポーションの良し悪しによって、見た目の印象が大きく変わってしまうので、好みがハッキリと分かれてしまうカットである。 |

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プリンセス・カット |
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1970年代後半に開発された比較的新しいカット方法で、やはり58面体にカットされているが、テーブル面が広いのが特徴で、カット効率も良い為、ラウンド・ブリリアント・カットなどと比べ、ロスが少なく大粒に仕上げられるというメリットがある。 |

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エメラルド・カット |
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エメラルドのカッティング形態としてよく用いられる方法で、長方形に型どり、四隅を切り取ったシェイプにカットされるのが特徴である。カット面数が少なく、平面が広くカットされる為、輝きはおとなしい感じがするが、透明感があり澄んだ美しさがでる。 |

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ダイヤモンドは一般的には無色透明の石と思われているが、微量の不純物が混ざることにより、ブルー、ピンク、イエロー、オレンジ、グリーン、ブラウンなど様々な色を呈する。これらのカラーダイヤの採掘される確率は、一般のダイヤモンドの約0.06%と極めて低く、その希少性は高い。 ダイヤモンドのカラーグレードのD~Zに当てはまらないこれらの色のダイヤモンドは、ファンシーカラーダイヤとして、別のカラー基準で判定される。無色透明が最上とされるダイヤモンドであるが、ブルーやピンクなどのカラーダイヤの中には、この無色透明のダイヤモンドよりも、はるかに価値が高いものも多い。 |
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ファンシーカラーの表示方法は上の図表のように、「彩度(色の鮮やかさ、濃淡)」と「明度(明るさ)」で判定される接頭辞と色相で表示されます。 接頭辞に関しては、単純に色の濃淡だけではなく明るさも加味されるので、例えば「ファンシー」のほうが「ファンシー
ダーク」よりも色は薄いが明るいため、評価が上の場合もあります。 色相に関しては、単色の場合はそのままですが、2つ以上の色相が混ざっている場合には「劣勢な色相」+「優勢な色相」の順番で表示されます。例えば、紫がかったピンクであれば「パープリッシュ
ピンク」というようになります。その場合、優勢な色が何色なのかによって評価が大きく異なります。茶色がかったピンク「ブラウニッシュ
ピンク」はピンクダイヤですが、ピンクがかった茶色「ピンキッシュ ブラウン」はブラウンダイヤです。
表示例 Fancy Intense
Purplish pink (ファンシー インテンス パープリッシュ ピンク)・・・「非常に色が濃く明るさもある
紫がかったピンク」というようになります。
色相は「ピンク」・「パープル」・「レッド」・「オレンジ」・「グリーン」・「イエロー」・「ブルー」・「グレー」・「ブラウン」などがあります。
カラーダイヤに関しては、ナチュラルカラーのものと、人工的に色を着けたトリートカラーのものがあるので、注意が必要です。 特にブルーダイヤなどは、ほとんどのものがトリートダイヤです。 以前はナチュラルカラーのものしかグレーディングが行えませんでしたが、最近では鑑定機関によっては、トリートメントであると明記した上で、グレーディングを行っているところもあります。 |
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