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真珠は有史前、最も古くから人々に親しまれた宝石だと言われ、ペルシャの神話では真珠は“神々の涙”と信じられ、中国の伝説では、真珠は月の光で育つなどとも言われていた。
実際の記録としても中国の史書や旧約聖書、コーランなどにも真珠についての記述がある。 真珠は真珠質を分泌する母貝の体内に異物が侵入した場合、その異物の周囲に真珠層を形成することによって、貝本体を保護しようとする作用によって造り出される。真珠層は炭酸カルシウムの結晶であるアラゴナイトの薄片結晶と、タンパク質のコンキオリンが積み重なって形成される。 現在市場に出回っている真珠の大半は養殖であるが、真珠に関しては、天然か養殖であるかをあまり気にする必要はない。
養殖といっても核を人為的に挿入するだけで、あとは母貝に天然真珠と同じ形成作用を起こさせているからである。 真珠の価値判断は基本的には「巻き」と「珠の形」である。核を取り巻く真珠層の巻きが厚いほど光の反射が深くなり、透明で艶の良い美しい光沢が出来る。
形は真円に近いほど良いが“天使の涙”と呼ばれるドロップ形やボタン形なども、ペンダントなどにした時に味があり評価が高い。
一般に不揃いで変形なものはバロックという。
キズも真珠の価値を判断するのに大切なポイントではあるが、キズは真珠にはつきものなので、あまり美しさを損ねていなければ必要以上に気にすることはない。 色は基本的には母貝の色によって決定されるが、アコヤ真珠は採取後にシミや汚れが漂白されるのが一般的で、その真珠本来の色とは言えないが、これはエンハンスメントの範疇とされ、問題ではない。海から上がったままの色の真珠はナチュラル・カラーとされ、大変貴重である。 色によって価値も変わるが、色はどちらかというと好みの問題になる。
最近ではピンク系の色に人気があり、中でも「花珠」と呼ばれる真珠は、完全な真円でテリも最高の真珠で大変価値があります。 真珠を造り出す貝は1000種類以上あるとも言われているが、宝飾品に使える真珠を造り出すものは少なく、養殖に使われる貝は、海水ではアコヤ貝、黒蝶貝、白蝶貝、マベ貝など、淡水ではイケチョウ貝、ドブ貝などである。
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